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変化できる会社週休2日制と時間外労働時間2024年4月基準の達成へ向けて

本日発行の全国建設業界機関誌、全建ジャーナル2月号に当社の働き方改革の取組が掲載されました。
引き続き過度な負担となっている業務を分担することに注力し、更なる改善へ向け努めて参ります。


千葉のインフラを築いてきた総合建設会社

弊社は創業以来、千葉県の発展と共に成長し今年(2023年)で創業84年を迎えます。グループ総売上高1,000億を超える㈱新昭和ホールディングスの一員として、迫る創業100年へ向け、お客様第一の「ものづくり」と同時に「ひとづくり」にもこれまで以上に注力し、信頼と実績、高い建築・施工能力を糧に、今後も地域社会から必要とされ続け、社員が誇りに思える企業を目指しています。

健康経営優良法人認定への取り組みのきっかけ

健康経営優良法人の認定を2018年より連続で取得している当社。上位500社としての称号「ブライト500」についても、創設から2年連続で選出戴くことができました。健康経営(ここでは働き方改革)の取組を始めたきっかけは、採用強化へ向けての施策を検討するなかで、所属する保険組合の担当者より認定制度についての紹介を受けたことです。過去も現在も、建設業界は長時間労働の問題が不安視され、志望する学生が最も少ない業界とも云われています。そこで中小企業だからこそのスピード感をもって、いち早く健康経営に取り組むことで、大手企業や他社との差別化を図り人材の獲得と定着に繋げたいと考えました。

実際の施策による長時間労働の是正

まず社内外への「見える化」へ注力しました。経営計画書への明示や、PCの夜間シャットダウン、休暇の予実管理等様々な施策も大切ですが、社員一人一人が問題を自分事として常に意識できるよう、自社オリジナルの働き方改革ポスターを作成し、全現場へ掲示すると同時に、施工協力会社へも配布しました。また、「建設業週休二日」のスローガンを掲げたステッカーを配布しヘルメットや工事現場に掲示することで、社内外への「見える化」も同時に進めました。

ITツールの活用による生産性の向上

業務効率化による生産性の向上へ向けて、請求書・労務安全書類・各種帳票類の電子化や、新会計システム等、各種I Tツールを導入してきました。中でも工事現場において最も有効だったのは、写真や図面を管理するphotoructionと、若手からの提案により実現したLINE WORKSの活用です。現場の生産性が飛躍的に向上し、実際に時間外労働時間が減少しました。現場の様子を瞬時に別の場所にいる社員が共有できることで、複数名でのダブルチェックや、画像を見ながらのコミュニケーションにより、これまで以上に的確な情報伝達ができるようにもなりました。嬉しいことに当初の使用想定を上回り、過去の記録や事例を集めオリジナルのマニュアルを作成している担当者や、紙の手帳とメモをi-padに代替し日々内容をチームで共有したりと、好循環の輪がどんどんと広がっています。

ベストプラクティス企業として他社の模範に

社員一人一人が古い慣習からの変化を楽しめているのは、会社が本気で変わる姿勢を示せたからだと理解しています。「変化」に正解やゴールはありません。あらゆる施策を講じ、引き続き建設業の明るい未来へ貢献して参ります。

全建ジャーナル(2023/2/1掲載)